Meet THE ALFEE

3度めの正直 2002.12.22〜

 仕事帰りに中古CDショップでアルバムを探す日を繰り返していた秋。
 先輩からメールが届きました。
 いわく、武道館コンサートの振込が始まるけれど参加してみる? という内容。
 値段を訊いてみると、お値段は6,300円也。
 1回のために6,000円……。
 正直なところ、かなり葛藤しました。
 アルバムを聴くうちに生のアルフィーの歌を聴いてみたいと思っていたし、ファンの人たちが何年も参加し続けるコンサートというものを体験してみても良いのではと思い直していたのも事実。実際、この先輩は十何年の年季が入っています。1年や2年ならともかく、十年以上参加しても飽きさせないほどのコンサート。興味がありました。
 仕事にも就いたことだしと思って、休日の22日だけ参加ということで参加させていただくことになりました。
 コンサートでやるかもしれないという曲を片っ端から聴いて、できるかぎり自分が当日楽しめるよう予習しました。
 コンサートというもの自体が未知の世界だったので、想像だけがふくらんでいってしまい、本番が迫ってくる頃には落ち着かなかったです。

 初参加の席は、南東。頭真っ白な中で残っているのは、四方八方に流れる緑色の帯状の照明。ファンの人たちが振り上げる拳の波。大音量の中、ステージで歌う3人の姿。ついでに、高見沢さんのど派手な衣装(笑)
 曲は、「Beat Pop Generation」がどうしても頭から離れません。この曲を聴くと、今でも初参加のあのコンサートを思い出します。というのも、この曲が1曲目だったんです。どこからどこまでが1曲目で、どこからが曲の開始なのか。まったくわからない状態で突然鳴り響いた印象的なこのイントロ。
 この曲のイントロを聴くと、いつもあのときの興奮が蘇ってきます。
 「孤独の影」「Boy」までは覚えているけれど、そこから先はあまり記憶にありません。あ、「D・D・D!」は覚えてます。みんな踊ってた(笑)

 何がなんだかわからないうちに終わった初参加のコンサート。
 予習の甲斐あってか、知っている曲が比較的たくさん出てきたので自分なりに楽しめていました。
 コンサートというものも体験できて、その病みつきになる楽しさも知って。

 たった1度きり2〜3時間のために何千円ものお金を出して参加するコンサート。
 まったく理解できなかったファンの人たちの気持ちが、このとき初めてわかりました。
 なにせ、翌日もまた行きたくなっていたんです(^^;
 チケット買ってなかったのをちょっと後悔しましたよ……v

 翌年の春初日は花粉症がひどかったのとあまりのツアー本数の多さに圧倒されチケットは買いませんでした。が、先行予約が終わってからどうしても行きたくなり、一般予約で初めてTEL予約に参加。あえなく玉砕。小雨の降りしきる中、南浦和駅で「初譲ってください」をやったりネットで譲ってくださいをやったり。チケット取りの厳しさを知ったりもしました(笑)>
結局、春初日のさいたまは取れず、風邪をひいて撃沈v
 さいたま以降は地元メインでコンサートに参加するようになり、現在に至っています。


そして現在…… 

 アルフィーとの出会いは、こんな具合でした。

 高校のときにたまたま耳にしたラジオから始まっていたのか、それとも就職したときから始まっていたのか、現在アル中への道を走っています。
 いろいろな偶然が重なった結果の出会いだったなと、改めて思います。

 あのときあの会社に就職しなかったら。
 あの会社で先輩に出会わなかったら。
 あのときCDが手渡されることがなかったら。
 「明日の鐘」という曲に出会わなかったら。
 武道館に参加していなかったら。

 どれか1つ欠けていたら、今の私はなかったかもしれないなと感じています。

 私に限らず、みなさんもいろいろな偶然が重なってアルフィーに出会ったのだと思います。
 出会いそのものが偶然の積み重ねなのだと思います。

 あの武道館から約半年後。
 このサイトを作りました。

 当初は、自分が趣味で書いた小説がメインで、アルフィーはコンテンツの1つとして作りました。
 しかし、今ではどちらかといえばアルフィーのファンサイトとしての役割のほうが強くなっているように感じられます。
 インターネットを通して、同じファンサイトさんとの交流も通して、自分も何かネットの中で活動を続けていきたい。
 そう思ったので、サイトの運営を長く続けていくことを目標に、気ままな更新を続けています。

 現在、アルフィーにハマったきっかけになった先輩(笑)ともお付き合いさせていただいてます。
 正直なところ、会社で一緒に仕事していた時間よりもファンとしてのほうが長くなっています(^^;
 アルフィーがなかったら、退職の時点で疎遠になっていたかもしれません(約半年しか一緒にいなかったし)。そう思うと、縁とは不思議なものだなと改めて感じます。

 そして、ネットの世界で知り合うことになった方々。
 物理的には難しくても、ネットの世界なら遠くても同じ話題を共有できる。
 サイトを運営していて得られたものも多くあります。

 このサイトを通して、そして各会場でのコンサートを通して、
 これからも多くの方々と知り合うことができればと思っています。

 それでは。
 ここまで長々とお付き合いくださいましてありがとうございます。
 これからも、どうぞよろしくお願いします。